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お口の中を健康に(2020.08)

口の中(以下、口腔と称す)の状態は、全身の健康を保つためにとても重要な指針となります。特に、健康寿命と口腔には密接な関係があると言われています。

健康寿命とは、日常で介護を必要とせずに自立した生活のできる期間を指します。

厚労省も、運動や食習慣などを改善することで、健康寿命を延ばす事ができると提言しています。しかし、高齢になると、どうしても認知症や寝たきりといった問題が生じます。この問題に口や歯の健康が深く関わってくるといいます。又、様々な研究で、脳卒中や心臓病、糖尿病などの発症と悪化にも関わっており、自分の歯がたくさん残っていると、全身疾患のリスクが低く、長生きになるというデータも報告されています。

口の中のケア(以下、口腔ケアと称す)は虫歯や歯周病の予防だけでなく、唾液の分泌、口臭の予防、ひいては誤嚥性肺炎の予防をする効果も期待できます。口腔内の状態によって病気や不調を改善できると言われ、中でも、歯を失うと、発音の低下や筋肉の偏りによる肩凝りや頭痛など、急に身体に様々な症状が出たり、生活習慣病の発症率が高くなったりするといわれています。このようなことから、健康を守るため口腔ケアは大切なケアの1つです。

いつも行っている歯磨きやうがいに加え、①顔の表情を作る筋肉や、口の周りの筋肉を鍛える。②舌の運動をする。③唾液腺のマッサージで唾液の分泌をスムーズにする。といった嚥下体操も取り入れた口腔ケアもお勧めします。

歯の健康と、口腔機能の維持・健康で食生活に変化をつけて健康寿命を延ばしていきましょう。