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胸部CT検診車が新しくなりました!!(2021.06)

~より速く正確な胸部CT検診をご提供いたします~

令和3年度の胸部CT検診は、検診車をリニューアルし、新しい装置で検査いたします。

日本人の死因第一位は「がん」であり、がんの部位別死亡者数の第一位は「肺がん」です。農業者・女性部健診(JA女性部健診)や担い手人間ドックにセットしている胸部CT検診は、肺がんの発見に有用です。その発見率は、胸部X線検診に比べ高く、胸部X線検診では発見が難しいとされる5mm程度の微細ながんの発見も可能です。微細ながんを発見することができるのは、マルチスライスCT装置で検査を実施しているためで、令和3年度より検診装置が新しくなることで、以前より速く、正確な胸部CT検診をご提供いたします。

肺がんは「たばこを吸う人の病気」というイメージが強く、実際に肺がんの原因としてはっきりしているのは喫煙です。また、家系にがん歴・呼吸器系疾患のある方、咳・痰などが続く方がハイリスク者ですが、近年、非喫煙者の方や女性の方にも多く肺がんが発見されています。つまり肺がんは、喫煙以外の習慣や受動喫煙、環境との因果関係もあり、たばこを吸ったことがない人でも十分に注意する必要があります。肺がんは早期に発見できれば、治癒率はぐんと良くなります。胸部CT検診は、早期がんの発見率が高く、その治療成績も良好です。この度新しくなった胸部CT検診車でぜひ受診ください。
(40歳未満の方には被ばく低減や肺がんになるリスクが低いこと等を考慮し、胸部CT検診を実施しておりません。)

 

★令和3年度胸部CT検診車をリニューアルして変わること★

  1. 多くの情報と高精細な画像が得られるので、肺がんの早期発見が可能となります。
  2. 少ないX線量でも精度の高い画像提供が可能となります。
  3. 撮影時間が短縮され、息を止める時間が短くなり、検査がより楽になります。