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睡眠(2022.12)

年齢を重ねると、昔ほど長く眠れなくなったということはありませんか? 実は身体に必要な睡眠時間は加齢とともに短くなっていくのです。実際に睡眠時間を調べたデータによると、夜間の睡眠時間は10歳までは8〜9時間、15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と、年齢が上がるにつれ必要な睡眠時間が短くなることが報告されています。
さらに、眠りも浅くなります。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いレム睡眠が増えるようになります。そのため尿意や、ちょっとした物音で何度も目が覚めてしまうようになります。若いころの睡眠に比べてぐっすり眠れなくなることを経験するかもしれませんが、実は加齢に伴い睡眠が変化してきているのです。

~睡眠の質を上げるポイント~

1. 夕食は就寝3時間前までに
食べ物を消化するためには3時間ほどかかります。

2. ぬるめの入浴でゆったりと
リラックスした状態で布団やベッドに入れるよう、就寝の1時間前には38〜40度程のお湯に浸かりましょう。

3. 寝る前のスマホ操作を控える
スマホが放つブルーライトは太陽の光に近い性質のため、脳が時間を誤認識して覚醒してしまいます。

4. 就寝前のアルコール摂取を控える
アルコールは発汗作用や利尿作用があるため、深夜に覚醒しやすくなり、睡眠の質を低下させます。

5. アロマオイルを使う
カモミールやラベンダーの香りは鎮静効果があります。

6. 寝つきをよくする音楽を聴く
穏やかな音楽は、脳がリラックスしていることを示すα波を発生させる効果があります。
就寝前に穏やかな音楽を聴くことによって脳を休ませると、質の良い睡眠につながります。

7. 就寝前に目元を温める
就寝前に目元を温めるとリラックス効果があります。

睡眠には「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」 「記憶の固定」など多くの重要な役割があります。
睡眠の質を上げ、うまく睡眠不足を解消しながら生き生きとした毎日を過ごしましょう。