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巻き爪のセルフケア(2024.03)

爪が内側に巻いている状態のことを「巻き爪」と言います。
痛みが起こったり、放置すると皮膚に食い込み炎症が起こる「陥入爪(かんにゆうそう)」になったりすることがあります。
巻き爪は正しいセルフケアをすることで予防や改善ができます

ポイント

1.歩き方
背すじを伸ばし、つま先が正面を向くようにまっすぐ足を出す。かかとから着地し、重心をかかと→足の外側→小指の付け根→親指の付け根へ移動させ、最後に親指で地面を蹴りだす。

2.靴の選び方
・サイズと形が自分の足に合ったもの。
・つま先から靴の中まで1~1.5cm程度の余裕があるもの。
・靴ひもやファスナーで足の甲を固定できるもの。

3.爪の切り方
・短く切りすぎない(深爪にすると指に力が加わった際に爪の先の皮膚が盛り上がり、爪がまっすぐ伸びることができず巻いたり厚みが増したりする)。
・爪の両端の角を少し残して直角に切る。

セルフケアを行っても痛みが続く場合には皮膚科などの医療機関を受診しましょう。巻き爪の治療を行っていない医療機関もあるため、受診の際には医療機関のホームページなどで巻き爪の治療を行っているか、料金などを確認してから受診すると良いでしょう。治療はワイヤーやクリップなどを用いた矯正治療が中心です。治療後も再発を防ぐためにセルフケアを続けることが重要です。

巻き爪による痛みが原因で転びやすくなったり、歩き方が変化して膝や腰の痛みが悪化したりする恐れがあります。また、高齢の方では寝たきりになることも考えられます。ひどくなる前にセルフケアを行い早めに対策をしましょう。