冬の乾燥予防（2025.11）
秋から冬へと寒さや乾燥が厳しくなるにつれ、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス、ノロウイルスなどの感染症が流行しやすい季節となります。
感染症は①病原体 (感染源) の排除、②感染経路の遮断、③人の抵抗力を高めることで予防することができます。
コロナ禍の時期、感染に注意して過ごしていたと思いますが、再確認として感染予防のポイントを改めてお伝えします。ご自身だ けでなく周囲の人にも配慮し、寒い季節を健康ですごしましょう。
1. 手洗い
感染症予防のポイント
いろいろな場所を触ることで、知らないうちに手にウイルスなどが付き、自分や周りの人への感染原因となることがあります。
・帰宅時や調理の前後、食事前、 トイレの後に石鹸を使って手洗いしましょう。
・手の甲や指の間、指先、爪の間、手首をしっかりこすり合わせて洗いましょう。
2. 咳エチケット
咳やくしゃみをすると、 病原体を含んだものが飛び散っている可能性があります。
・咳やくしゃみが出る時はマスクを着用しましょう。
・マスクがない時はティッシュやハンカチで口や鼻を覆いましょう。
・とっさに出る時は手のひらで覆わず、袖や上着の内側で覆いましょう。
・周囲の人となるべく離れましょう。
3. 換気
室内に停滞したウイルスを室外に排出することで、感染リスクを低減できます。
・空気の通り道を作るために離れた2カ所の窓やドアを開けましょう。
・部屋は十分暖めてから換気しましょう。
4. 消毒薬の選択
代表的なものとしてアルコール (エタノール)、 次亜塩素 酸ナトリウムがあります。
・インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスはアルコールが有効です。明らかな汚れがない時や手洗いができない時は手指消毒用アルコールを利用しましょう。
・ノロウイルスは次亜塩素酸ナトリウムが有効です。 トイレ の便座や嘔吐物、便などの清掃時に使用するとよいでしょ う。(商品の使用方法に沿ってご使用ください)
・清掃時は使い捨てマスクや手袋を装着し、 清掃後は流水と石鹸で手洗いをしましょう。
5. 抵抗力の向上
ワクチンの予防接種や栄養バランスのとれた食事、適度な運動、良好な睡眠をとり、 規則正しい生活を送ることで抵抗 力を高めることができます。
健康は日々の積み重ねから生まれます。無理のない範囲で、できることから始めてみましょう。