新しい年は、安全な入浴習慣から(2026.01)

1月は1年の始まり。気持ちを新たに、生活習慣を見直し たい時期ですね。
寒さが堪える冬、体の冷えや疲れを感じている方も多いのでは。こうした寒い季節には、入浴が体調管理の助けになります。入浴は体を温め、疲れを癒してくれる効果があります。一方で、冬は入浴事故が増える季節でもあります。
厚生労働省人口動態統計 (2023年) によると、全国で 6,541人が浴槽内での溺死により亡くなっており、その9割以上が高齢者でし た。同じ2023年の統計では交通事故による死亡者数は約2,116人。つまり、浴槽内での死亡者数は交通事故の約3倍にのぼり、家庭内の入浴事故がいかに多いかが分かります。
入浴事故の背景にあると考えられているのが「ヒートショック」です。暖かい部屋から寒い脱衣所へ移動し、さらに熱い湯につかることで血圧が急激に変動し、心筋梗塞や脳梗塞、失神などを起こすことがあります。 高齢者の事故が多い一方、若者も油断できません。スマホを見ながらの長湯や、飲酒後の入浴による脱水により、めまい・意識障害の事故も報告されています。安全に入浴時間を過ごすためにも、次のポイントを意識してみましょう。
1. 温度差を小さくする
脱衣所へのヒーターの設置や、浴槽内を蒸気で暖めるなどしましょう。
2. 38〜40°Cのぬるめのお湯に、10〜15分つかる
急激な血圧上昇を防ぎ、心身をリラックスさせることができます。長湯は避けましょう。
3. 入浴前後に水分をとる
冬でも汗をかくため脱水状態になりやすいです。意識しましょう。
4. 飲酒後や、体調が悪い時は入浴を避ける
意識障害により、転倒などの事故につながる危険があります。
入浴には体にも心にも嬉しい効果があります。 健康に一年を過ごすために安全に配慮しながら楽しみましょう。

